酪農王国オラッチェソフトクリーム&飲むヨーグルト

 このブログ初となるアイスの感想を書こうと思います。先月参加したバスツアーで行った酪農王国オラッチェのソフトクリームです。牧場でしぼりたてのミルクから作られたとあらばおいしいに決まってますよね。

 ソフトクリームを注文しましたが、なんでもヨーグルトフロートもあるとか。イチゴパフェも捨てがたかったのですがやはり初見なのでオーソドックスなソフトクリームにしました。ちなみに水分補給は牛乳にしようと思いましたが添乗員さんのオススメが飲むヨーグルトだったのでこちらに。

 

 おいしかったので溶ける前に急いで食べて水分補給にごくごく飲みました、以上! で済ますわけにもいかないですよね(笑)。まず飲むヨーグルトは甘酸っぱくておいしかった。

 そしてソフトクリーム。こちらはバニラではなくミルク味という触れ込み。しぼりたての生乳ということでどこかさっぱりした味があるのかと予想していましたが濃厚な味が口に含んだ時からずっと広がり続けていました。オレは北海道展とかのソフトクリームが好きでよく食べていますし、我が新潟にもヤスダヨーグルトのソフトクリームがありますがそんなストレートなミルクの甘さ。欲を言えばコーンはワッフルコーンならさらに嬉しかった。

 

 ところでおいしさを強化していたのは牧場というロケーションもあったかと。料理は舌だけでなく目や鼻でも味わうもの―というのが持論でしたが今回のようにロケーション、言うなれば足でも味わえるものなのかもしれません。また、バスツアーという楽しい思い出もあるから脳や心でも味わったかも?

亜咲花サテライトCITYツアー 新潟公演

 今年の2月にアニソンシンガー亜細亜に咲く花、こと亜咲花さんのライブが開催されたのでその時の思い出話をしようと思います。亜咲花さんはトークの面白さに様々な媒体で触れてきましたし、ご出身の名古屋を大切にしていること、アニソンへの誇りが魅力的でした。また、『ゆるキャン△』などで知識はありましたしそれがこの度来県されるということでその感謝もあって参加を決意しました。

 

 最初の二曲が終わってから最初のMCがあり、新潟はプライベートでもお仕事でも来るのは初めてとのことでした。前日の群馬は「Edelweiss」のMV撮影で行かれたことがあるそうです。

 亜咲花さんの新潟のイメージは「競馬」だった(笑)。夏の競馬場らしい。もちろんお米や酒も上げられてましたが、「さけ」つながりで鮭も名物だったり。前日に亜咲花さんが我慢する傍らマネージャーさんがへべれけになって社長と語り合ったという話も(笑)。

 リハは早く終わった話も。歌は何回も歌っていくとそのうち作業になっていき「セトリの一つ」になってしまうという歌手ならではの悩みも聴けました。ライブならではの生ものとかそういうことかな?本番でもある種新鮮な気持ちで歌いたいとか?

 矢沢永吉さんが会場に到着してコートを脱ぐともう衣装という永ちゃん知識まで得てしまったのですが(笑)。また、ライブの内容の目標はさだまさしさん、スタイルは矢沢永吉さんらしい。

 新潟公演は初ということでしたが、ここでお客さんから温かく迎えられたことでもうすっかり新潟を好きになってもらえたのはケンミンとして嬉しい。「オタクは好きになってもらうと好きになるちょろい生き物」って…その通りだ(笑)。

 

 ゆるキャン曲に入ったのですがまだ第1レースとなぜか競馬に例えてましたが、なでしこっぽく「単勝~」「三連単~」って言った後「なでしこはギャンブルやらない」という迷言まで出てました。

 ファンは根付くものでさらに新しく呼び合うものという持論も。「ファンがアーティストを創る」ことに関して「みんなアイマスで学んだでしょ」と引き合いにしてた(笑)。また、会場はオーロラビジョンとかがなく音響と照明が最低限で歌うシンプルな構成に力が入ったそうです。「証明と音響と私」というどこか聞いたことがある言葉まで。


 最新曲「わやわやわー!」の披露も。オーイシマサヨシさんは難しい曲を作って提供するのに本人も歌ってしまうのがすごさであると。お客さんに「わやわやわー!」を一緒に歌ってほしいとのことでしたが声出しが解禁&マスクとはいえやはり恥ずかしい。なぜかニンジンを持つという事態まで。競馬つながり?

 フェスではゆるキャンが多いけど、ライブで披露されることが多い「Eternal Star」は素敵な歌でした。また、がたふぇすに触れたりも。「バラッド」はセトリ唯一のバラード曲で、優しい歌詞が刺さる曲でした。離れている人を思って作ったそうです。

 

 歌手としてトークやビジュアル、セルフプロデュースも行っているお話もあり、歌手や声優であり歌手でもある人もいるというお話をしてから亜咲花さん自身はアニソン歌手として究めていきたいという決意が。認知してもらうために歌手以外にも競馬や麻雀、ゲーム面での活動にも積極的という。

 確かにあさちゃんのご活躍を見ていると声優さんとの共演バラエティが多かったり、最近でも声優さんと麻雀される写真ありましたね。実際、こうしてフックが多かったからこそ今回参加する背を押された節はあります。

 …ただ、あまりにも活動や興味が多彩すぎたせいなのか、愛知アニソンフェスでめざましテレビから取材された時競馬の人と認識されてしまったというエピソードまであったそうです。それでアニソン歌手として爪痕を残せたのならよい、アニソンのためと。

 また、もしかしたら紅白歌合戦に出られるかもしれない、0.1%でも可能性はあると熱く語っていたのですが競馬を引き合いに出すという(笑)。

 今回の地方ツアーにおいて大事にしていたことが「まだ来てくれてない人たちのもとに会いに行きアニソンを届けたい」ということらしく、このライブでのお話からそれが伝わってきました。また、そこからファンの人が輪を作ってもらえたり遠征してもらえたりというのも楽しみにされたとのことでした。

 と、ラジオやTwitterではとても愉快な面を見せてくれる亜咲花さんでしたが今回のライブを観て本当に芯が強く、熱意にあふれた人だと思いました。
 また縁があればぜひとも赴きたいです。亜咲花さんありがとうございました!

 そして会場ごとに異なるデザインのスタンプラリーが用意されているのですが新潟は稲とお米がかわいらしい。ところで大阪公演ではたこ焼きのタコだそうですがなんでも9本足にしてしまったそうでお客さんからツッコまれていました。そこでイカの足は7本と予想したら今度は10本と指摘される事態に。そこで「7本だったら食べられるところ少なくなっちゃう」って…気にするの可食部ですかい!

 

太陽のチーズラーメン&バジリゾ&鶏チャーシュー

 先日の遠征の折りに太陽のトマト麺に数年ぶりに行くことができたのでその話をしようと思います。パパパパパイン、蒙古タンメン中本と並ぶ遠征したらもう一度行きたかったラーメン店御三家です。


 もう前回食べた時の記憶はなかったのでとりあえず定番メニューにしようと思い、店員さんに相談したらチーズラーメンをオススメされたのでこちらにしました。

 トマトとチーズというイタリア料理感ある組み合わせですしオレも大好きな組み合わせ、これは外すわけがない。麺の食感がすごくユニークだったので調べたらなんでも豆乳を入れているそうです。しっかりした食感がクセになるうまさです。鶏肉チャーシューも江戸菜もうまい。


 本来ラーメンはライス系は注文せずラーメンのみで楽しみたいというタイプだったんですがスープに入れる追いリゾットがすごく気になったので追加注文。

 今回はバジルの乗ったバジリゾと鶏チャーシューにしました。トマトチーズバジルと言ったらまるでピザですね。おいしさはラーメンのスープとご飯の相性の良さをこの度実感させられるレベルでした。そして鶏チャーシューは炭火焼の香ばしさがあるのもたまらない。単品でもスープに入れてもよし。


 おいしかった。やはり遠征先では珍しいラーメンを一食でも食べたいものです。

特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター ザ・周年作品の同窓会

 『特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター』が期間限定上映ということで観てきました。少し前にも語りましたが、『特捜戦隊デカレンジャー』といえばオレが夢中になったスーパー戦隊です。

 10周年の時もすごく楽しかったですし、今回も楽しみにしていました。20周年作品ということになりますね。その後もデカレンジャーは何作か作られてましたがそれらは観ていなかったので観るのは久々に。

 というわけで特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースター感想です。ネタバレ防止のため畳んでおきます。

 

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壮大なオーケストラで聴くドラゴンクエストの世界 すぎやまこういち 交響組曲ドラゴンクエストV 天空の花嫁

 2022年の7月にドラクエコンサート「壮大なオーケストラで聴くドラゴンクエストの世界 すぎやまこういち 交響組曲ドラゴンクエストV 天空の花嫁」が新潟で開催されたので参加した時の思い出話を。

 『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』といえばシリーズでも一番好きなタイトルです。指揮は大井剛史さん、演奏は山形交響楽団のみなさんでした。

 

 プログラムはこちら。

■序曲のマーチ

王宮のトランペット

■街角のメロディ~地平の彼方へ~カジノ都市~街は生きている~街角のメロディ

■淋しい村~はめつの予感~さびれた村

■愛の旋律

■空飛ぶ絨毯~大海原へ

 休憩20分

■洞窟に魔物の影が~死の塔~暗黒の世界~洞窟に魔物の影が

■哀愁物語

戦火を交えて~不死身の敵に挑む

■高貴なるレクイエム~聖(ひじり)

■大魔王

天空城

結婚ワルツ
 
 アンコール

過ぎ去りし時を求めて
・序曲XI

 『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』より

 交響組曲バージョンはPS2版の音源でも使われていましたがこうして生オーケストラで聴くとやはり違いますね。演者さんが観られるのすごい。

 大井さんは自己紹介の時「ドラクエ大好き」ときちんと語られてました。それからドラクエ5の作品解説になり、スーファミ版の発売が1992年で30周年、その後DSやiosでも出たとお話されました。PS2とかAndroidは?と心の中でツッコんだ(笑)。

 堀井雄二さんによれば「本質は感動」というお話があり、家族をめぐるストーリーが人生を体験するゲームと。

 その後ソロパートがある人の紹介で、人生のドラクエプレイ時間が500時間を超えた方も。「はめつの予感」で使われるのは「ビブラフォン」、確かに恐怖が煽られました。

 前半の曲では序曲のマーチってこんなに明るくなるのかと。天空ファンファーレの印象か。冒頭の誕生シーンもあって王宮のトランペットの時点でもうウルッとしました。愛の旋律は改めて聴いて感動しましたね。切ないんだけどどこか情熱を感じる名曲です。空飛ぶ絨毯はメイン旋律の裏で流れる伸びる音がずっと気になっていたんですけどやはり今回も気にかけてました。

 大井さんのMCで前半は癒し系やゆったり系。会場の響きを「幸せな響き」と言ってくれました。そして今回のコンサートは2022年において主催のBSNが70周年、山形交響楽団さんが50周年、ドラクエ5が発売30周年というアニバーサリーが重なるすごい偶然でした。

 

 休憩後はドラクエ5のお約束、「花嫁どっち?」アンケートがありました。この質問はセンシティブと言われてますが個人的にはファンのあいさつの一環レベルかなとは思ってます。ビアンカかフローラかデボラかを愛の旋律が流れる中考えるんですよね。大井さんによれば地域差があるらしい。

 結果はビアンカが会場の7割くらい、フローラが250人ほど、デボラが40人ほど、未プレイの人もぽつぽつ。複数回答OKだったのでビアンカとフローラで挙げちゃいました、すみません。ちなみにオレは人生初プレイではイオナズン使えるフローラ、その後は感情でビアンカ選びました。でも大人になってからだと見ず知らずの一目惚れに等しい主人公のプロポーズをOKしてくれるフローラの決意がすごくありがたくなるんですよね…。女性と縁がない悲しみです(笑)。

 そういえば2023年スクウェア・エニックスホールディングス株主総会で新社長の人柄を知るためビアンカ派かフローラ派か質問された方がいらっしゃったそうで。


 話を戻して。「ルドマンに話しかけた人?」「掃除のおばさんに話しかけた人?」のアンケートもする辺り大井さんはかなりコアなファンでした(笑)。ちなみに2階に行くとルドマンの奥さんにも話しかけられるんですけど反応は特にないです。さらに書くとルーラで逃げようとすると「しかし選んだ花嫁にプロポーズせずここを出てゆけば皆をがっかりさせることになるだろう……」と出るのが面白い(笑)。

 山形ではビアンカが9割だったそうです。大井さんの持論ではビアンカが多い町は保守的でフローラは大都市に多いらしい。すぎやまこういちさんはセーブを分けておくらしいという話も聞けました。

 せっかくだからベビーパンサーにつけた名前も聞いてほしかったです。6でアンケートとるならなんだろう。誘拐事件を正直に報告したかどうか?

 

 後半はもうフルスロットル。死の塔の意外な美しさに驚いたり、哀愁物語ではパパスの手紙思い出して泣きそうになったりしました。高貴なるレクイエムは悲しみと悔しさが。戦火を交えて、不死身の敵に挑む、大魔王の戦闘系はやはりテンションが上がりました。大魔王のティンパニソロは迫力大で見入ってました。天空城は本当に好きな曲です。涙腺を刺激すると同時に癒されました。

 そしてエンディング結婚ワルツ。結婚式で流したいんですが許してくれる方いませんか?そんなお優しい方結婚しましょう(笑)。

 

 アンコールは過ぎ去りし時を求めてに序曲XIと、まさかのドラゴンクエスト11からの選曲でした。主人公のイメージカラーが紫だし5と通じるものがあるかと。過ぎ去りし時を求めても本当に贅沢なエンディング曲。

 ドラクエ11版の序曲は明るさと華やかさが半端じゃなかった!ちなみにアンコールのセトリ立て看板は黒地に白枠白文字というのウィンドウ風でした。細かい!

 本当に楽しかったです。様々な楽曲を聴くうちに初めて遊んだ時の思い出だったりゲーム内での名場面が蘇ったりと記憶と結びついて感動をもたらしてくれました。ゲーム音楽ってゲームを離れても進化していくんだなあと。また、コロナ禍においての癒しとなりました。

 

 ドラクエ5は作品も音楽も魂に刻まれるくらいに特別で大好きな作品でしたし、こうして生のコンサートという形で新しい思い出が作られたことが本当に幸せでした。開催してくれたこと本当に感謝です。人生という名の冒険をさらに豊かにしてくれましたし、これからも困難に立ち向かう勇者のような心をもらえたので日々と戦う勇気と力にできた気がして今までやってこれました。
 企画・開催にこぎつけてくれたみなさん、指揮の大井剛史さん、演奏の山形交響楽団のみなさん、そしてドラクエシリーズの音楽の生みの親すぎやまこういちさんありがとうございました!

劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星 キッドの謎は読めなかった

 本日6月21日は青山剛昌さんと怪盗キッドの誕生日だそうですね、おめでとうございます。というわけでだいぶ時間がたちましたが劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の感想です。

 今作の舞台は北海道は函館、北海道はぜひ行きたいですし興味をそそられるというもの。また、現在の函館市長はゲスト出演された大泉洋さんのお兄様だそうですね。ネタバレあるので感想は畳んでおきます。

 ちなみに今年のパンフレットのキャスト欄には読んでも犯人のネタバレになるようなことは書いてありませんでした。昨年と一昨年の反省したか(笑)。

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GAME MUSIC on BRASS~歴代名作ゲーム音楽と華麗なるブラスの響宴~

 2021年12月26日に「GAME MUSIC on BRASS~歴代名作ゲーム音楽と華麗なるブラスの響宴~」に行った時の思い出話をしようかな。ちょうどコロナ禍の最中、少しずつ秩序を取り戻しつつある中でしたね。遠征もできず、イベントやコンサートもない中で開催されたのを覚えています。

 

 セットリストは以下。演奏はブラス・エクシード・トウキョウのみなさん。
第一部

ドラゴンクエストI序曲

ドラゴンクエストII~IIIセレクション
遥かなる旅路広野を行く果てしなき世界/恐怖の地下道~魔の塔/おおぞらをとぶ/戦闘のテーマ~アレフガルドにて~勇者の挑戦

ウィザードリィ組曲

-休憩-

第二部
アークザラッドセレクション

ファイナルファンタジーVIIIよりFisherman's Horizon

クロノクロスメドレー

ファイナルファンタジーXよりザナルカンドにて

ファイナルファンタジーVメドレー

アンコール

ファイナルファンタジーメインテーマ(5版)

交響詩「希望」

 司会は吉田純也さん。1983年生まれでファミリーコンピュータと同級生という触れ込みでした。ドラクエ1は1986年発売で当時は3音とノイズの4音で表現していたなどの解説もあり。すぎやまこういちさんの音楽は心に残り続けると。この年に天国へ旅立たれたんでしたね。
 序曲はやはり理屈抜きで感動します。あのロトファンファーレが聴こえた瞬間ゾクッとなりましたし、開会式で使われたことも思い出しますね。2ループ目以降楽器が増えるのは興奮。ドラクエ2スーファミで遊んでドラクエの世界に引き込まれましたし思い出深いです。ムーンブルクの王女を仲間にしてムーンペタの町から出た時にこの曲に変わった時明るい曲にワクワクしたのは忘れられません。
 ドラクエ3編。おおぞらをとぶは静かなメロディから壮大になっていく流れに目頭が熱くなります。あの下村陽子さんが感動したのも納得。そしてラストは勇者の挑戦!思わず手が光の玉を握りしめました。さすがに掲げませんでしたよ(笑)。勇者たちの戦いを見守る心境で聴き入ってました。もしくは自分が闘う気持ちで。

 次はウィザードリィ。1981年にアメリカで発売され1985年に日本版が出たらしく、これが日本のRPGに影響を与えた話は聞いたことがあります。キャラを作成してパーティを組んでダンジョンを攻略するもので、かの堀井雄二さんもファミコンウィザードリィをやりたかったからドラクエを作ったという裏話も聴けました。そういえば今年リメイク版出たんでしたっけ。あと、小説版をベニー松山さんが執筆されたのも有名。
 ここで休憩。

 第二部はアークザラッドセレクションで今回は3の曲だそうです。アークザラッドは友達が『アークザラッドII』を遊んでいたのを見たことがある程度ですがエルクとシュウがかっこよかった記憶があります。初代プレイステーションのお話があり、アークは2で完結のところ人気が出て3が作られたとか、お客さんの中にはPS4や5しか知らないお子さんもいるのではって(笑)。
 ここでこのコンサートの編曲者藤岡睦穂さんが登場。なんとケンミン。まずプレイして思ったこと、「ここが熱い」と思ったことを取り込んでいくそうです。プレイしたことない人が音楽聴いてゲームにも興味持ってもらえたらいいとか。ちなみに『クロノ・クロス』をサントラから入ってゲームを遊んだそうです。

 FF8からはフィッシャーマンズホライズンの曲。釣りじいさんなんてコアな名前も出てきた。

 次にクロノ・クロスは同じ99年の作品ですね。ギターから顔を出すフルート、ノスタルジー民族音楽を取り入れた曲がウリとのこと。

 オープニングについて「はじまりは何だったのだろう?運命の歯車はいつまわりだしたのか?」「殺された未来が復讐に来る。星の見る夢はまだ終わらない」というお話が聞けました。クロスはトリガーの続編ですが前作を否定する内容と知って今まで避けていたのです。が、今回聴いた音楽は本当に素晴らしかった!オープニング曲はサビの部分をCMで聴いたことがありましたがフルで聴いたら本当にすごかったです。クロスを知らない自分でもこの曲だけは知ってましたからね。と思っていたら翌年2022年にはリマスター版が発売されるというミラクルが起こったんですよね。

 吉田さんのMCでゲーム音楽は一つの作品、場面を語ったり映像に命を吹き込んだり。時がたっても大人になってもセリフが蘇る―という言葉がありました。これはゲーム音楽を聴いて遊んだ時の思い出や当時の心境を思い出すことがあるので本当によくわかります。いつでもあの頃に戻れる、今現実と戦える力をくれるとかそういう感じ。

 FF10のザナルカンドにては『題名のない音楽会』でも流れた有名な曲ですね。結構FF音楽ランキングの常連な気がします。「最後かもしれないだろ?」の後はネタバレ防止のために語らなかった。わかってらっしゃる(笑)。「夕陽に照らされたあなたの姿が」というポエムなMCも。ピアノが実に映える曲でした、弾けるようになりたいなー。

 トリはFF5メドレーで曲はオープニング、ファイナルファンタジーVメインテーマ、ハーヴェスト、王家の宮殿、ビッグブリッヂの死闘、決戦、最後の戦い、親愛なる友へ、エンドタイトル。知ってるゲームなら詳細書けるのがなんとも(笑)。解説では90年代の代表作でキャッチコピーは「風が、かわる」。風水火土のクリスタルが砕けようとすること、エクスデスの野望を阻止することというあらすじ。チョコボに乗って世界を旅するように楽しんでほしいという触れ込みでしたが実際そんな明るい曲が多いですよね。
 オープニングはステージを照らす青のライトが夜明けのタイクーン城を思わせます。クリスタルが砕け散る瞬間のシンバルが「なにっ!」と叫びたくなりました。メインテーマは何度も聴いてるのにやはり明るさと盛り上がりにしびれます。やはりラストバトル前が脳裏に浮かぶ。ハーヴェストはノリノリでよかった。こういう場で映える曲だと思います。王家の宮殿はすごい豪華な印象に。

 そしてビッグブリッヂの死闘!イントロが鳴った瞬間目を見開くほどで否応なしに熱くなります。後ろからギルガメッシュが出てくるんじゃないかと思った(笑)。そのテンションを持ち越したままエクスデスとの決戦!太鼓音~サビの大盛り上がりはもはや魂が燃えるよう本能に刻み込まれてます。ガラフエクスデスの死闘を思い出すぜ…。最後の戦いはネオエクスデスの登場セリフが自然と浮かびます。会場の真っ赤な照明が戦いのあの空間を思わせました。そしてあのおどろおどろしくもまとまりのある姿も。ぜになげバハムートフレア剣みだれうちでお願いします。宇宙の法則が乱れる!

 親愛なる友へは涙がこぼれました。以前BRABRAFINALFANTASYに参戦して聴いたことがあるのですがその時もやはりウルッとしましたね。手紙のシーンに泣ける。それから涙を吹き飛ばすエンドタイトルへなだれ込み、ラストの力強い演奏と共にシメ。
 アンコールは5版の「ファイナルファンタジー」。

 

 最後に吉田さんのお話。長崎出身で雪が珍しいからか葉っぱに積もる雪にときめいたり、コンサートに携わった人、企画やホールのスタッフ、お客さんへの感謝が。こんな特別な時期だからこそ心に宿る希望をということでFF12からエンディング曲交響詩「希望」でお別れ。

 コロナ禍になってからずっと生のエンタメに触れることなんてなかったですし久しぶりのコンサート、しかも大好きな作品の音楽ということで思い切って参加してよかったですね。今こうして書いてても当時の救われた思い出がよみがえりました。

 コンサートに関わった全ての人に時を超えて感謝と拍手を。